・ご飯中に、料理のソースがはねた
・襟元にファンデーションがついていた
・ワインやジュースなどを衣類の上にこぼしてしまった
・転倒したときに擦り傷から出た血液が衣類についてしまった
・雨の日に泥がはねて、シミができていた
日常生活のあらゆるシーンで、着ている衣類に【シミ】ができてしまうことは数多くあります。
その【シミ】を見つけたとき、皆さんどうしますか?
慌ててこすったり、水洗いしたり、石鹸を付けてつまみ洗いしたりする方が多いのではないでしょうか。
でも、シミの種類によっては、その方法が返ってシミを落としにくくすることもあるんです。
汚れの原因によって【シミ】が含む成分が違います。
今日は、大きく分けて4つの【シミ】の種類別落とし方をご紹介します。
●油の成分が多い油溶性のシミ
シミの原因:チョコレート、バター、ファンデーション、口紅、ボールペン、油性ペン、朱肉、クレヨンなど
油溶性のシミといっても、ピンと来ないかも知れませんが、生活に身近なアイテムのなかで油溶性のシミの原因になるものは意外と多いんです。
<油溶性シミの落とし方>
1、乾いたティッシュペーパーなどでおさえて、シミの油分を取り除く
2、液体洗濯洗剤を直接その部分に塗布し、洗濯洗剤のふたなどを使ってトントンたたく→汚れが浮き出てきます
3、液体酸素系漂白剤を直接塗布する
4、洗濯機で洗う
●酒類やジュースなど、水溶性のシミ
シミの原因:酒類、ジュース、醤油、味噌汁、ラーメンの汁、ケチャップ、コーヒー、カレー、マヨネーズ
水溶性のシミは主に、食品が原因でついてしまうシミです。
<水溶性のシミの落とし方>
1、濡らしたティッシュや布で、シミをつまみとる
2、乾いたティッシュや布でおさえて、水分をとる
※擦らないように注意
3、酸素系漂白剤を直接塗布
4、洗濯機で洗う
●泥が原因のシミ
泥汚れは、『落ちにくい』というイメージがあるかもしれません。
もしかしたら、水で下洗いなどしていませんでしたか?
水分は、泥汚れのシミをさらに広げてしまうので、要注意です。
<泥によるシミの落とし方>
1、泥を丁寧に払い落とす
2、液体洗濯洗剤を直接塗布
※広範囲にわたる泥汚れの場合は、濃いめの洗剤液につける(濃さの目安は水5Lに対して洗剤10ml)
3、洗濯機で洗う
※酸素系漂白剤を併せて使うと効果的です
●血液による汚れ
鼻血、擦り傷など、意外と血液汚れがついてしまう場面は多くあります。
血液汚れをお湯で洗ったりすると、血液に含まれるたんぱく質が固まり、落ちづらくなります。
<血液シミの落とし方>
1、水か40℃以下のぬるま湯で下洗い
2、液体の酸素系漂白剤を直接塗布
※水で下洗いせずに、漂白剤を直接塗布すると、血液成分が変質して落ちにくくなります。
3、洗濯機で洗う
いつの間にかシミができていて、シミの種類がわからない時は?
油溶性のシミの落とし方で、試してみるのをおススメします。
以上が、シミの種類別落とし方です。
いかがでしょうか?
シミを発見すると、迷わずその部分に水を付けて擦り洗いなどしていませんでしたか?
そうすると、生地も傷みますし、かえってシミを広げてしまうこともあります。
シミを見つけても、慌てずシミの種類を見極めて対処していく方がいいようです。
また、処理をする前に必ず衣類についている洗濯絵表示を確認してください。
中には、水洗いができないものや、漂白剤NGのものもあるので注意が必要です。
これからは今日ご紹介した方法を参考に、染み抜きをしてみてくださいね。
デリケートなドレスや、和服など、衣類の素材により、ご自宅でのシミ抜き処理が難しいものがあります。そういうものは、専門店へおまかせください。
クリーニングのエブリでも、もちろんシミ抜きサービスがございます。
時間が経って落ちづらくなったシミにも対応しております。
ぜひ1度、店頭でご相談くださいね^^
情報参照元:ライオントップファンコミュニティ お役立ち情報
http://osentaku.lion.co.jp/onayami/20150115_2/