肌触りがよく美しい光沢のシルク製品。
デリケートでお洗濯も難しいから…と敬遠されがちです。
実際シルクは、アルカリ洗剤や水、乾燥機で変色や縮みや色落ちを起こしやすく、日光で黄色く変色してしまいます。
しかし最近はシルク混のニットやシャツ、ウォッシャブルシルクも増えていて、ご自宅に何着かあるという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はおうちでのウォッシャブルシルクの洗い方のコツを紹介します。
まずは洗濯の基本、洗濯表示のチェック!
「洗濯機OK」か「手洗いOK」の絵表示があればおうち洗濯が可能です。
洗濯可能の絵表示がないものはクリーニングに出しましょう。
※洗濯絵表示はこちらをご参考ください。
https://www.cleaning-every.jp/archives/blog/20160913
【洗濯機洗いのポイント】
◆中性洗剤を使用しましょう。
仕上がりがゴワゴワしてしまわないよう、絵表示に中性洗剤の指定がなくても中性洗剤を使用するのがおススメです。
◆ネットに入れ、弱水流、脱水は短時間で行いましょう。
シルクは擦れに弱い素材です。
洗濯中もできるだけ負担をかけないように気を付けましょう。
【手洗いの方法】
1.バケツの中に中性洗剤と20~30度のぬるま湯を混ぜた液を作る。
2.その中に衣類の両端を持って浸したままで振り洗いをします。
この時手早く行うのがポイントです。
3.ぬるま湯か常温の水で、バケツの中で振り洗いをします。
にごりがなくなるまで何度か水を換えながら行います。
4.タオルに挟んで押しながらタオルドライします。
5.日陰で乾燥させましょう。
【乾燥のポイント】
擦れに弱いシルクは、もちろん乾燥機も苦手です。
日陰で自然乾燥させましょう。
半乾きのころにアイロンをかけてシワをのばすとキレイに仕上がります。
ここでも絵表示を確認して温度設定やあて布をすることを忘れずに!
デリケートでご自宅で洗うのをためらってしまうシルクですが、しっかりと絵表示に従って洗うと意外と簡単に行えるものです。
今回紹介しましたポイントに気を付け、シルクのトラブルで多い縮みや色落ちを防ぎましょう。
また、ビーズなど装飾が付いていたり、高級品などとても大事な物はクリーニングに出すことをおススメします。