吹く風がとても冷たく、セーターやコートが必需品の季節になりました。
セーター、コート、スーツやジャケットなど、1度着ただけでは洗濯をしない衣類のケアはどうしていますか?
毎回クリーニングに出すのも不経済だし、湿気がとれるまでしばらく置いて、また着ます、という方が多いのではないでしょうか?
そういったすぐに洗濯しない(できない)衣類は、ただハンガーにかけておくだけでなく、もうひと手間を加えることで、見た目の印象がグッと変わってきます。
その「着た後のひと手間」とは、『ブラッシング』です。
今日は『ブラッシング』を行うことのメリットをご紹介します。
長く、良い状態で衣類を愛用するために、『ブラッシング』を習慣化していきましょう!
・ホコリやチリなどの汚れを払い落す
・繊維の目を正しい方向に整える
・繊維に空気を通す
<ホコリやチリなどの汚れを払い落とす>
ニットやセーターなど「織り」の方法で生産された衣類は、ホコリやチリが付きやすいです。
そして、ついたホコリやチリをそのままにしておくと、ニットやセーター自体が余計に汚れを絡めとり、吸着しやすくなるそうです。
すべてのホコリやチリが『ブラッシング』で取ることができるわけではありませんが、最低限のものはは、着るたびに取るようにしていきたいですね。
<繊維の目を正しい方向に整える>
新品の衣類は、毛羽立ちや毛玉などありません。
近くでよく見ると、繊維がキレイに一方向に流れているのがわかります。
これが[繊維の目の正しい方向]です。
衣類は、着るたびに「摩擦」によるダメージを受けます。
「摩擦」でこすれた衣類は、正しい流れで寝ていた繊維の目が乱れ、繊維同士が絡まり始めます。
この状態で着続けることで、繊維同士がどんどん絡まりはじめ、毛羽立ちや毛玉になっていきます。
『ブラッシング』で、[繊維の絡まりはじめ]を抑え、繊維の流れを正しい方向に保つことで、毛玉や毛羽立ちを抑えます。
<繊維に空気を通す>
衣類を畳んだ状態で、タンスの中にしまっておくと、ペタッとボリュームや立体感がなくなり型崩れしてしまいますよね。
これは、衣類の繊維の中に空気が通らないためにおこるんです。
『ブラッシング』で衣類の繊維に空気を通すことで、型崩れ防止につながります。
いかがでしょうか?
帰宅後の『ブラッシング習慣』…面倒に感じるかもしれませんが、こういったひと手間を少しずつでも行っていくことで、数年後のその洋服の印象が変わってくるそうです。
この冬から早速『ブラッシング』を習慣化して、お気に入りの洋服の印象を、グイッとランクアップさせませんか?
次回は『ブラッシング』にかかせない道具、「洋服ブラシ」にどんなものがあるのかをご紹介いたします。
情報参照 ブラシの平野HP:http://www.burashiya.com/1.html