どの衣類にもついている洗濯の絵表示ガイドが、昨年の１２月から新しくなっているのはご存知ですか？
洗濯の絵表示は、家庭での洗濯ではもちろんですが、クリーニング店で作業をする際も、衣類を適切にクリーニング作業をするために必要不可欠なものです。
それまでは、日本の工業規格（JIS規格）に基づいていたものが、衣類流通のグローバル化や、洗剤能力、洗濯技術の向上などにより、国際規格（ISO）と同じ記号を使うようになったんです。
今日からシリーズで、洗濯の新・絵表示ガイドについてご紹介していきます。
新しい絵表示は、以下の５つの基本記号から構成されています。
これら５つの基本記号に（－）や(●）、数字を組み合わせて表示されています。
（－）は洗濯の強さを表す付加記号です。
家庭洗濯を示す基本記号の下部に示されています。
（－）の数が多い場合（最大２本）、洗濯機の洗いの強さを、「弱い」で洗濯してくださいね、ということになります。
(●）はアイロンの温度を示す付加記号です。
アイロンの基本記号の中に示されています。
(●）の数が多いほど（最大４つ）高温でアイロンがけをしてもいいですよ、ということになります。
また、新・絵表示は「推奨」ではなく「上限」を表しています。
「上限」なので、その表示が示すものと同等、もしくはそれより弱い（低い）設定で、洗濯やアイロンがけをしてくださいね、ということになります。
また、洗濯液の温度を示す数字は家庭洗濯の基本記号の中に表示されています。
先にも書きましたが、新・絵表示「上限」を示しています。
この場合は「４０」なので４０度、もしくは４０度以下の洗濯液で洗濯してくださいね、という意味になります。
こちらは禁止を示す付加記号です。
この記号が、基本の洗濯記号の上に重なってついている場合は、「その処理ができない」ことを表しています。
また、従来は２２種類だった洗濯絵表示が、４１種類になり、より細かい絵表示になったことに加え、絵表示で示すことができない取り扱い方法は、絵表示の近くに文字で記載されるようになりました。
これはほんの１例ですが、細かく洗濯や乾燥の仕方が記載されていますね。
いかがでしょうか？
洗濯絵表示が従来より細かく表示されるようになったため、洗濯やアイロンがけの目安が以前よりわかりやすいものになっています。
次回は、洗濯の新絵表示ガイド、洗い方（水洗い）の絵表示についてご紹介していきます。
絵表示を正しく理解して、毎日のお洗濯に役立ててくださいね^^
情報参照：花王myカジ「洗濯ガイド・新しい取扱表示」