2016年12月から新しくなった洗濯絵表示。
従来の絵表示と、新しい絵表示の記号や、それが表す意味の違いシリーズでご紹介しています。
※これまでの記事はこちらをご覧ください。
第1回:基本記号 https://www.cleaning-every.jp/archives/blog/20170914
第2回:水洗いについて https://www.cleaning-every.jp/archives/blog/20170919
第3回:漂白処理と乾燥処理について https://www.cleaning-every.jp/archives/blog/20170921
第4回:アイロンのかけ方について https://www.cleaning-every.jp/archives/blog/20170926
この「洗濯絵表示」は、ご家庭での洗濯の際に参考にするだけではありません。
私たちのようなクリーニング業者も、この絵表示を確かめながらクリーニング作業をしているんです。
洗濯絵表示は、クリーニング業者にとっても、なくてはならないものです。
その意味をしっかり理解することは作業を行う上で、欠かせないことなんです。
5回目の今日は、ご家庭ではできない洗濯方法の「ドライクリーニング」の洗濯絵表示についてご紹介します。
まずは、従来までの「ドライクリーニング」洗濯絵表示と、現在の「ドライクリーニング」洗濯絵表示をご紹介します。
上が2016年11月までの洗濯絵表示
下段が現在の洗濯絵表示です。
従来
左側:ドライクリーニングできる 溶剤は石油系もしくはパークロロエチレンのものを
中央:ドライクリーニングできる 溶剤は石油系のものを
右側:ドライクリーニングできない
現在の絵表示
1番左:ドライクリーニングできる 溶剤はパークロロエチレンのものを。通常の処理
左から2番目:ドライクリーニングできる 溶剤はパークロロエチレンのものを。弱い処理
中央:ドライクリーニングできる 溶剤は石油系のものを 通常の処理
右から2番目:ドライクリーニングできる。溶剤は石油系のものを 弱い処理
1番右:ドライクリーニングできない
※このドライクリーニングの記号は、タンブル乾燥処理を含めた処理を指します
ドライクリーニングの溶剤は主に2つの種類があります。
1番一般的に利用されているものは「石油系」の溶剤です。
デリケートな衣類の洗浄に適しているとされています。
パークロロエチレンの溶剤は、油汚れに対する洗浄力が非常に高いので短時間で洗浄、乾燥処理ができます。
しかし、洋服の素材によっては適さなかったり、洋服についている付属のボタンやビーズなどを痛めてしまう可能性があります。
従来の絵表示は、この2つの溶剤について、明確に区別した絵表示ではありませんでした。
現在は、どちらの溶剤を使用してドライクリーニング処理を行うか、また洗浄処理を行う上での強度もわかるようになっていますね。
絵表示が適切な処理方法を示してくれていることで、お預かりした衣類を痛めることなく、効率的に洗浄処理を行うことができるようになりました。
新しい「洗濯絵表示」は多くて覚えるのが大変ですが、大切な衣類を長くキレイに着るために、必要なものから覚えて、毎日の洗濯に役立ててくださいね。
皆さまの洋服を店頭にお持ちいただく際に、洗濯の方法など気になる点があれば、お気軽にご相談くださいね。
「干し方」の絵表示についてご案内いたします。