ふんわりと暖かく身体を包んでくれる羽毛布団。
冬に大活躍ですよね。
でも夏に向かっていくこれからの時期は、羽毛布団をしまうお宅も多いと思います。
でも、ちょっと待って!
しまうといっても取り扱いに注意しないと、カビが生えたり、ダニの温床になることがあります。
また、中の羽毛が潰れて、暖かさやふんわり感が半減してしますことも。
ということで今日は、羽毛布団を上手に収納するコツをお伝えします。
●ステップ1
羽毛布団を収納する前に、まずやりたいことは<収納場所の掃除>
湿気がこもりやすく、風通しの悪い押し入れやクローゼットは、羽毛布団にとって良い環境ではありません。
まずは収納場所の掃除をして、要らないものを処分。
空気の通り道を作るようにしてください。
そして、改めて収納場所のチェックを!
カビは生えていませんか?
カビが生えたまま収納してしまうと、もともと生えていたカビが胞子をとばし、カビを広げてしまいます。
カビが少しだけであれば、硬く絞った雑巾で拭きとりましょう。
カビが多いときは漂白剤などを使って、カビ掃除を行うようにしてください。
収納場所の天井や、四隅だけでなく、元々しまってあった物にもカビが生えている可能性があります。
注意して、カビの有無を確認してみてください。
カビの除去が終わったら全体の掃除を。
収納場所を空っぽにして、隅々まで掃除しましょう。
押し入れやクローゼットのなかなんて、そんな汚れていないでしょ?
と思いがちですが、布団から出る綿ボコリがたまっていることが多いんです。
ホコリの中には、カビや雑菌、ダニの糞などが混ざっていることが多いので、しっかり掃除して、ホコリを払いましょう。
その後、収納場所を乾燥させて、収納の下準備は完了です。
●ステップ2
羽毛布団をしまう前に次のことを実行!
・布団を干して湿気を除去
・表面に掃除機をかけてホコリをとる
・布団カバーを取って洗濯
・羽毛布団自体が汚れている場合はクリーニングへ
布団は、寝ているときについた汗や皮脂で汚れています。
それらをキレイにしないまま長期間しまい込んでしまうと、ダニが住みつき、カビが生え、羽毛が劣化し、嫌な臭いの原因になります。
羽毛布団はすぐに買いなおすことができるような安価なものではないので、しまう前のひと手間は大事にしたいところですね。
羽毛布団をクリーニングに出す場合は、ぜひクリーニングのエブリをご利用ください。
羽毛布団専用の洗剤を使用し、ふんわりとまるで新品の布団のように仕上げて、お客様にお渡ししています。
詳しくはコチラの記事をご覧ください。
2018年5月1日「羽毛布団をフワフワに保つ秘訣を教えます」
●ステップ3
ここまでできてやっと収納!
収納するときは、順番にも注意してください。
羽毛布団は、中の羽毛が潰れてしまわないよう、上に重たい布団はのせないようにしてください。
また、布団のかさを減らして収納できる、布団圧縮袋は、羽毛布団には使用しないほうがいいそうです。
羽毛1つ1つのダウンホールに空気を含んで保温性を高めている羽毛布団に、圧縮袋をしようしてしまうと、ダウンホールが潰れて保温力が低下してしまいます。
湿気がこもりにくい不織布や、空気が通りやすい布に包んでしまうのがベストです。
長期間しまう場合でも、時々出して干し、湿気を除去するようにすると更にいいです。
湿気をとばして乾燥させることで、カビの予防になるばかりでなく、ダニの繁殖を防ぐこともできます。
以上が、羽毛布団を上手に収納するコツです。
少し手間はかかりますが、決して安価なものではない羽毛布団。
暖かさとふんわり感をできるだけ長く持続させて、快適な睡眠をとりたいですね。
羽毛布団をしまう前に、ぜひ今日ご紹介したやり方をお試しください^^
情報参照:お布団コンシェルジュ 「ただ押入れに入れるだけじゃダメ?羽毛布団を上手に収納すするコツ」