ブラッシングのコツ、一挙公開!

前回、前々回と続けて『ブラッシング』についてお伝えしてきました。

12月12日:「ブラッシング、していますか?」

 

12月14日:「洋服ブラシの種類いろいろ」

 

 

着るたびに洗うことができない洋服は、洗濯の代わりにブラッシングすることで、ホコリやチリを払うことができ、毛玉になるのも防ぐことができます。

でも、やり方を間違うと、余計に衣類の繊維を傷めてしまうことになりかねません。

そこで今日は、「ブラッシング」をするときの『コツ』をお伝えしようと思います。

 

【1】洋服をハンガーにかける。

コートやジャケットなどは、ハンガーにかけてブラッシングを行いましょう。

針金ハンガーではなく、できれば肩の部分に厚みがあるタイプのものを使う方が、洋服が型崩れしにくいです。

ハンガージャケット
ハンガーにかけるとブラッシングしにくいニットやマフラーは、テーブルの上においてブラッシングする方がやりやすいですよ。

 

【2】繊維と「逆方向」に「軽く」ブラッシングを行い、汚れをうかせる。

繊維の流れと逆方向にブラッシングをすることで、細かいチリやホコリが表面に浮いてきます。

このとき、強い力でブラッシングを行うと、繊維を傷つけてしまいますので注意してください。

 

【3】繊維の流れにそってブラッシングする

コツは、「こする」ようにブラッシングするのではなく「払う」ように行うことです。

手首のスナップを効かせて、繊維に空気を含ませるようにサッと行いましょう。

基本は、上から下に向かってブラッシングを行ってください。

コートやジャケットならば

肩→胸→背中→両袖→裾

という順番になります。

ヘンリボーン繊維

 

全体をブラッシングしたら、襟の裏側や、ポケットの中も行ないましょう。

見えない部分ですが、意外と埃が溜まっています。

 

【4】ブラッシングの後はハンガーにかけて湿気をとる

立てジワができないように、コートやジャケットはボタンをはずし、ボタンのある方を下にしてハンガーにかけておきます。

スカートやスラックスは、それ専用のハンガーにかけておくことで、湿気がとれやすく、シワにもなりづらいですよ。

 

情報参照 東急ハンズHINT FILE 洋服ブラシでお手入れ

https://hint-file.tokyu-hands.co.jp/maintenance/25.html

 

以上がブラッシングの流れです。

 

ブラッシングの『コツ』は、とにかく「こする」ように行うのではなく「払う」ように行うこと。
仕上げに、消臭スプレーなどをしてからクローゼットにしまってください。
このひと手間で洋服の見た目が変わってきます。

クローゼット
ぜひブラッシングを習慣化して、お気に入りの洋服を長く愛用していきましょう。

 

シーズンの終わりには、ブラッシングではなく、やはりクリーニングをして次の季節に備えることをおススメします。
その際には、ぜひクリーニングのエブリをご利用くださいね。