続「洗濯のりの使い方」~ワンポイントアドバイス!~

先月、このブログで紹介しました“洗濯のり”。
「洗濯のりの存在は知っているけれど、実際に使ったことはない」
という声も多く、メリットは分かっていても、「使い方が分からない」といった理由で、使用しない方が多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、「洗濯のり」を上手に使うためのポイントを紹介いたします。
※前回の記事はこちら
https://www.cleaning-every.jp/archives/blog/20171019

a6255ea708a949cd0a529d76002139d5_s
【ポイント1:お好みの洗濯のりの種類を選びましょう】
■天然のり
主成分は“でんぷん”。
≪メリット≫
衣類につけるとハリが強く、パリッと仕上がります。
≪デメリット≫
のりの効果が長持ちせず、頻繁につけなおしが必要になります。
のりをつけたまま長く置いておくと、腐食したり虫がついたりしてしまうこともあるので、長期保管の際には一度落とす必要があります。

 

■合成のり
主成分は、加工でんぷんやPVA(ポリビニールアルコールの略)など、化学的に合成されたもの。
≪メリット≫
洗濯機で使用できます。
天然のりと違って腐食などの心配もありません。
衣類の表面にコーティングされるため、衣類そのものに汚れが付きにくくなります。
≪デメリット≫
PVAc(ポリ酢酸ビニル)など、種類によっては、のりが落ちにくいものもあります。

 

初心者の方には、洗濯機でも使用できる合成のりがおすすめです。

 

 

【ポイント2:(洗濯機の場合)洗濯のりを入れるのは「すすぎ後、脱水前」】
すすぎが終わったら洗濯機を一度止めます。
洗濯のりを入れて水と衣類をかきまぜ、脱水をします。
ここで、注意が必要なのが洗濯のりを入れる場所です。
必ず洗濯槽の中にそのまま入れましょう。
洗剤の投入口に入れてしまうと、のりが固まってしまう恐れがあります。

 


【ポイント3:(手洗いの場合)すすぎは「軽めに!」】
手洗いの場合は、洗濯のりを入れてから3分くらい押し洗いをします。
その後すすぎをしますが、軽めに行うのが重要です。
しっかりすすいでしまうと、のりが衣類に定着せず流れてしまいます。

 


【ポイント4:干す時のひと手間】
脱水が終わったら、すぐに干します。
衣類を軽くふりさばき、手のひらでパンパンとたたきます。
しわになりやすい所は、ピンと引っ張って伸ばしておきましょう。

 

 

【ポイント5:部分的にパリッとさせたい時は、「スプレータイプ」】
「ワイシャツの襟や袖だけパリッとさせたい」といった方には、スプレータイプがおススメです。
スプレー後、しばらくしてからアイロンを低温でかけるだけの、お手軽でポピュラーな方法です。

 


【ポイント6:しなやかさも欲しい場合は「柔軟剤とコラボ」】
パリッとしなやかに仕上げるためには、洗濯のりと柔軟剤を一緒に使いましょう。
入れるタイミングは、ポイント2と同じ「すすぎ後、脱水前」です。
すすぎが終わったら、柔軟剤と洗濯のりを洗濯槽にそのまま入れ、水と衣類をかきまぜ脱水をします。

1579a909e1025de7a0298c30fc2538f6_s

いかがでしょうか。
「洗濯ののり付け」と聞くと、少し難しそうに聞こえますが、日常の洗濯にひと手間加えるだけで簡単にできるのです。

 

ワイシャツなどをパリッと仕上げ、アイロン掛けも楽になるなど、とても便利な洗濯のり。
ぜひみなさんも一度お試しください^^